生産者	ドメーヌ ド・ラ・クロワ・サン・ジャック (DOMAINE DE LA CROIX SAINT JACQUES)
地方名	フランス ブルゴーニュ
タイプ	白ワイン
味わい	辛口
アルコール度数	12.5度

ブルゴーニュでも最北端に位置するジョワニー。そのブドウ畑は、ローマ時代からすでに銘醸地として名を馳せていた。そしてルイ14世時代には「ジョワニーのヴァン・グリ」と呼ばれ、ベルサイユ宮殿で最ももてはやされるワインとなった。フィロキセラ以降、荒れ果てていたこの銘醸地の再建に乗り出したのが、ジョワニーの三ツ星レストラン「ラ・コート・サン・ジャック」のシェフ、ミッシェル・ローランである。彼は地質学者のクロード・ブルギニヨンの協力を得て、ワインの世界へと足を踏み入れた。南向きの斜面は石灰を含む粘土質土壌で、この地方のワインにエレガントさをもたらしている。「ラ・コート・サン・ジャック」のシェフ・ソムリエのアルノー・ラ・プランシュはこう語る。「グラスに注ぐと、その色はやや暗めの黄金色。繊細な香りは、偉大な年のシャルドネであることを連想させる。豊かな口あたり、絶えまなく続く長い余韻。料理は、たとえば牡蠣のグラタン、海の幸のパイ包み、しっかりしたソースの魚料理と好相性である」。提供温度9〜10℃